前の記事でも記載した通り、アメリカと日本では使っている周波数帯が大きく異なります。
ヨーロッパだと日本の携帯がそのまま使えることもあるのですが、アメリカではなかなかそうはいきません。
今回は私が渡米前に検討したスマートフォンを紹介します。
■アメリカで使える日本の携帯電話
私は渡米前にHTC Desire 626というスマートフォンを準備しました。
これは、Docomoの回線(W-CDMA)に対応しており、3Gの周波数バンド5に対応していますので、AT&Tの3G回線(HSPA含む)で利用することが可能です。
さらに、私が購入したときには楽天モバイルで半額購入が可能でした。
また、AT&TのSimカードはAmazon.co.jpで並行輸入品が購入できますので、日本で準備が可能です。
当時私はiPhone5s(Simロック版)を利用していたので安価なスマートフォンを買いましたが、GoogleのNexusシリーズなど海外メーカのハイエンド携帯であればアメリカの帯域に対応したものも多いです。
ちなみに、私は渡米後にiPhone6sを購入してSimを差し替えて利用しています。
というのも、出張でアリゾナ州に行ったときDesire 626ではAT&Tの回線が2Gしかつかめなかったためです。おそらくアリゾナではAT&Tはバンド2で運用しているのでしょう。
さらにちなみにですが、HTC Desire 626はアメリカ仕様の端末もあります。もちろん、そちらはアメリカのバンド帯に対応しています。
楽天モバイルで売っているのは日本仕様ですね。
HTCは、対応バンド帯をグローバルで統一していくとのことなので、今後のスマートフォンに期待できます。
■iPhone最強説
先に書いた通り、出張先で使えないという問題が発生したため、高価ですが有名どころのiPhone 6sをAppleで購入しました。
で、購入前に調べて初めて知ったのですが、、、
なんと、iPhone6sはGSMとCDMAの両方の通信方式に対応し、更にほぼ全てのバンド帯に対応しています。Simフリー版を持っていれば世界中どこに行っても、Simを差し替えれば使えます。
対応しているバンド帯が多いのは知っていましたが、、、驚愕の対応力でした。
私の持っているiPhone 6s (A1633モデル)だと・・・
– LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、20、25、26、27、28、29、30)
– TD-LTE(バンド38、39、40、41)
– TD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A)
– UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
– CDMA EV-DO Rev. A(800、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
– GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)
Apple公式サイトより
UMTSというのは、W-CDMAと同じと思っていいと思います。
ほぼ全ての帯域をカバーしていますね。Apple恐るべし。
ちなみに5sや5cでは、そこまではカバーできていないので注意が必要です。iPhone7は6s同様のカバー率のようですね。
何にするか困ったら、iPhoneというのは世界共通で言えそうです。
by Miya旦那