クロード・モネ展


上野の森美術館で開催されている「モネ ー連作の情景」展へ参りました。

国内外40館以上から、モネだけの作品を60点以上 連作に焦点を当てて集められた100%モネの展示会でした。


モネはあちこちに点在してて、このように並べて見比べられるなんてなんと贅沢なんでしょう!それにしても、まぁ来館者の多い事!!
さすが日本人に大人気!


平日なのに30分単位に区切って入場制限が掛かっていて、ミュージアムショップに入るだけでも待ち時間20分という謎さ。
隣のお嬢さんのリュックの口が空いていたので声を掛けたら、それをきっかけに後ろに並んでいたご婦人と3人で話に花が咲き とっても楽しい待ち時間になりました。


それにしても面白い切り口でした。
Monetは世界中の美術館に点在しているイメージだでしたが、約70点を一堂に集めて連作として見比べるのはとても楽しい体験でした。
連作を比べる事で感じられる感覚がある事を初めて知る事が出来ました。
まるで絵の場所、朝の霧の中や、晴れ渡った昼時、夕焼け色の染まる限られた時間の中を体験しているような。あたかもそこに居て空気を感じとっているかのような感覚を与えられた気がします。


画集を買っていると、よく「よほど面白い展覧会だったのですね」って言われたりするのですが、画集を読んでこそ面白い展覧会になるのだと思う。

文字通り「見る」のではなく、「読む」のだけれど、本当に読むのです。


展覧会を開催するにあたり、トップ研究者が最新の情報を基に何ページにも渡り解説してくれているので、作者の意図を読み取りやすくなったり、背景を深く知ることが出来ます。


私は音声ガイドは極力する派なんですが、音声ガイドと展示文章を読んでも浅い情報から誤認している部分があったりします。
帰って図録を読んで、ようやく「あぁだからかぁ」「そうゆうことなのねっ」って認識を訂正したり詳しく色付け出来たりと面白いものに出来る気がします。


なので みなさん、折角展覧会へ出向いたならば図録買わなきゃ勿体ない!です。

 

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